SECURITY ACTION(セキュリティアクション)とは?
一つ星・二つ星の違いをわかりやすく解説
中小企業向けの情報セキュリティ対策として
よく耳にする「SECURITY ACTION(セキュリティアクション)」。
しかし、
- 一つ星と二つ星の違いは?
- 取得すると何が変わるのか?
- 本当に意味があるのか?
と疑問に思う経営者の方も多いはずです。
この記事では、経営視点で整理します。
SECURITY ACTIONとは?
SECURITY ACTIONは、
独立行政法人IPA(情報処理推進機構)が推進する、
中小企業向け情報セキュリティ自己宣言制度
です。
認証制度ではなく、
自己宣言型の取り組み制度です。
一つ星とは?
★ 一つ星(★)
内容
「情報セキュリティ5か条」に取り組むことを宣言。
5か条の概要
- OSやソフトウェアを最新の状態にする
- ウイルス対策ソフトを導入する
- パスワードを強化する
- 共有設定を見直す
- 脅威や攻撃の手口を知る
ポイント
- 最低限の基本対策
- 書類整備までは不要
- すぐ取り組めるレベル
二つ星とは?
★★ 二つ星
内容
「情報セキュリティ基本方針」を策定し、公開する。
つまり、
組織としてセキュリティに取り組む意思を明文化する
という段階。
必要なこと
- 基本方針の作成
- 社内共有
- 公開(Webサイト等)
ポイント
- 管理レベルに踏み込む
- 経営の意思表示になる
一つ星と二つ星の違い
| 項目 | 一つ星 | 二つ星 |
| レベル | 基本対策 | 組織的管理 |
| 必要書類 | 不要 | 基本方針策定 |
| 経営関与 | 低い | 高い |
| 意味 | 最低限 | 体制整備の第一歩 |
取得すると何が変わる?
メリット
- 取引先へのアピール
- セキュリティ意識向上
- 補助金申請時の評価材料になる場合あり
- Webサイトにロゴ掲載可能
ただし現実的な話
SECURITY ACTIONは
- 審査がある認証制度ではない
- ISMSのような厳格制度ではない
つまり、
“スタートライン”の制度
です。
経営者視点での評価
一つ星は、
「やらないよりは良い」レベル。
二つ星は、
「最低限の経営姿勢の表明」。
しかし、
本当に重要なのはその先です。
SECURITY ACTIONの限界
- ツール管理までは踏み込まない
- 権限設計までは求められない
- AI利用設計は含まれない
- クラウド管理の実務は対象外
つまり、
管理の枠組みの入口に過ぎません。
本当に必要なのは何か?
中小企業に必要なのは、
- ツールの可視化
- 権限の把握
- 月次チェック
- 年次再設計
という、
デジタルレジリエンス設計。
SECURITY ACTIONは入口。
本質は“運用と習慣”。
まとめ
- 一つ星:最低限の基本対策宣言
- 二つ星:組織的取り組みの表明
- どちらも自己宣言型制度
- 取得はスタートライン
重要なのは、
ロゴを掲げることではなく、
「見えている状態」を作ること。