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🏢 Phase2:組織と管理(Day14)|事業継続計画(BCP)と情報セキュリティの関係|📘 30日間連続講座|情報セキュリティマネジメント合格ロードマップ
2026/3/3
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1. マルウェアとは何か?
マルウェア(Malware)とは、
悪意のあるソフトウェアの総称。
目的はさまざまですが、主に:
- 情報窃取
- 破壊
- 不正操作
- 金銭要求
です。
試験では、
個別名称よりも
仕組みの違いが問われます。
2. まずは全体構造で理解する
マルウェアは大きく見ると、
① 侵入する
② 実行される
③ 拡散・被害発生
という流れで動きます。
この“流れ”で理解すると整理できます。
3. 主なマルウェアの種類
① ウイルス(Virus)
- 他のプログラムに寄生
- 実行時に感染拡大
特徴:自己単独では増殖できない。
② ワーム(Worm)
- 単独で自己増殖
- ネットワーク経由で拡散
特徴:自律的に広がる。
③ トロイの木馬
- 正常なプログラムを装う
- 内部に悪意ある機能を隠す
特徴:ユーザーが自ら実行する。
④ ランサムウェア
- データを暗号化
- 復号と引き換えに金銭要求
近年最重要テーマ。
可用性への攻撃です。
⑤ スパイウェア
- 情報を密かに収集
- キーロガーなど
機密性への脅威。
4. 感染経路を整理する
マルウェアはどこから入るのか?
主な経路:
✔ メール添付ファイル
✔ フィッシングリンク
✔ 改ざんWebサイト
✔ USBメモリ
✔ ソフトウェアの脆弱性
試験では、
“感染経路と対策の組み合わせ”
が問われます。
5. 最近の傾向
近年多いのは、
- フィッシング経由の侵入
- VPN機器の脆弱性悪用
- クラウドアカウント侵害
- ランサムウェアによる業務停止
技術的巧妙さよりも、
人間の心理を突く攻撃が増えています。
6. 試験で問われる典型問題
✔ ワームとウイルスの違い
✔ ランサムウェアの目的
✔ 感染拡大の特徴
✔ 対策との対応関係
例:
メール対策 → 不審メール訓練
USB対策 → デバイス制御
脆弱性対策 → パッチ適用
構造で判断しましょう。
7. マルウェア対策の基本
① ウイルス対策ソフト
② パッチ適用
③ 最小権限
④ ネットワーク分離
⑤ バックアップ
特に、
バックアップはランサム対策の核心。
8. 技術理解のポイント
大事なのは、
名前を暗記することではない。
どのCIAに影響するか。
ランサムウェア → 可用性
スパイウェア → 機密性
改ざん型 → 完全性
この対応で考えると理解が深まります。
9. 経営視点での理解
マルウェアは技術問題ではなく、
管理問題。
- パッチが当たっていなかった
- 権限が広すぎた
- 教育が不足していた
事故は設計の穴から起きます。
10. よくある誤解
❌ ウイルス対策ソフトがあれば安全
→ 未知の攻撃には無力な場合あり
❌ 社内は安全
→ 内部感染も多い
❌ 技術部門だけの問題
→ 全社員の問題
11. 今日のアウトプット課題
考えてみてください。
- 自社で最も現実的な感染経路は何か
- パッチ管理は徹底されているか
- ランサム対策のバックアップはあるか
- 権限は最小化されているか
答えられれば、理解は定着しています。
12. 今日のまとめ
✔ マルウェアは悪意あるソフトの総称
✔ 侵入→実行→拡散の流れ
✔ 種類より構造理解
✔ 感染経路と対策を結びつける
✔ CIAとの関係で整理する
次回:
Day16|フィッシングと標的型攻撃の違いを構造で理解する
“人を狙う攻撃”の本質に入ります。
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💻 Phase3:技術理解(Day16)|フィッシングと標的型攻撃の違いを構造で理解する|📘 30日間連続講座|情報セキュリティマネジメント合格ロードマップ
2026/3/6
前回の記事 1. 攻撃は「技術」より「心理」を突く 近年のサイバー攻撃の多くは、 高度な技術よりも人の判断ミスを狙います。 代表例が、 フィッシング攻撃 標的型攻撃 どちらも試験頻出。 違いを“構造” ...